ガバナーエレクト挨拶(ガバナー月信特集の全文)

1905年 ポール・ハリスによってロータリーは始められました。
たった四人で始まったロータリーが今では世界に120万人の会員を持つ大組織になりました。
その基には創始者たちの強烈な精神、心があり、ロータリーの基本があり、それらがロータリーの大発展につながったと思われます。
会社には社是があり社訓がありその中に創業者の精神・心が脈々と述べられているように、また大学には大学の建学の精神・心というものがあり、大学が発展するかどうかはその建学の精神によるところが大きいと思われます。
「ロータリーとは何か、何千人のロータリアンに聞けば何千通りの答えが返ってくるだろう、しかしもしもロータリーが、より寛容で、より他の人の良さを認め、より他の人と親しく交わり助け合うようにしてくれるなら、そして、人生の美しさと喜びを発散し伝えてくれるようにしてくれるなら、それが我々が求めるロータリーのすべてである。
それ以上ロータリーに何を求めることがあろうか」とポール・ハリスはMy Road to Rotary の中で自問自答しています。
日本全体と満洲、台湾、朝鮮、大連、それらを全部合わせて一つの地区ロータリー第70区と言われた時代、日本の初代のガバナーは米山梅吉さん2代目は井坂孝さん、その井坂孝さんは「人間は孤独の生活が出来ない群居の動物である、人間は一人では生きられない、仲間と協力してコミュニティーの中でしか生きられない動物です。
従ってどうしても人と人との関係が起こります。
人と人との関係が起これば自分の都合ばかりを考えているわけにはいきません。
仲間とのコミュニティの関係をよくするためには、各自が人のために役立つということを考えなければなりません。
人のために役立つということは英語でいうところのServiceでありましょう・
ロータリーはServiceを以って人間活動の根本観念にしたいという運動です」と述べられています。

仲間との繋がりの大切さを改めて実感させられる言葉です。
一方でServiceという概念、日本語訳の奉仕とはだいぶ異なります。
なぜなら奉仕とは「仕え奉ること」でありServiceとは「Activiy役に立つ行為」であってServiceを奉仕と訳したところから何か分かりにくくなってしまったようです。

2020年1月20日 米国サンディエゴ国際協議会に於いて、ドイツ、ロウエンブルグ、ミュルンRCホルガー・クナークRI会長エレクトは、「ロータリーとは、クラブに入会するというだけでなく、無限の世界への招待であり、ポリオ根絶のように大規模で歴史的なプロジェクトから、地域社会でのささやかなプロジェクトや、一本の植樹まで、奉仕する機会への扉を開いてくれます、私たちの中核的価値観を基に世界中の仲間たちと共に、より豊かで意義ある人生への機会への扉を開いてくれます」「友情と人脈づくりの機会、社会貢献の機会、話し合いの機会、自分自身の機会、ネットワークを強化する機会、創造する機会、成果を見る機会、」等々、全ての機会への扉を勇気を持って今こそ開く時である、と言って2020~21 年度RIテーマが発表されました。

「ロータリーは機会の扉を開く」Rotary Opens Opportunities です

私は国際協議会に出席しこの発表に直に立ち会うことができ、大変感動いたしました。

「いまや国際ロータリーは、世界有数の国際人道支援団体である」と自ら公言しています。
人道的支援を受ける側は必然的にロータリアンは増加しますが、一方で人道的支援をする側では、次第に底がつき先細りとなりやがてその数は減少して行きます。
この10年間で発展途上国では10万人のロータリアンが増加し、反対に先進国では10万人のロータリアンが減少しました、このままでは供給側の人数減少により、十分な支援が困難になるでしょう。
日本に於いては1960年以前は外部に対して供給は全く行われていませんでした、日本はまだ発展途上国だったのでしょう。しかしながら世界有数の経済大国となった現在、しっかりとこの問題に立ち向かわなければなりません。過去10年間で日本のロータリアンは約3万人強減少しました。
良いアイデアを皆様と共に考え創造していきたいと思います。

2020年3月現在、日本全土でそして世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が起きており、国際ロータリー第2620地区に於いても、会長エレクトトレーニングセミナーPETS、及び地区研修協議会DTAが延期されました。

「私は自由だ」「私は自由に思いのまま生きる、例え人の人生を奪う事になっても」ただの「我儘勝手」と「自由」をはき違えている人が昨今非常に多くなったように思います。
介護老人施設での高齢者殺害事件、京都アニメ大量虐殺事件、児童虐待殺害事件、コロナウイルスばらまき事件、等々枚挙にいとまがありません。
「自由とは自分以外の人の自由を担保することです」「それによって自分自身の自由が担保されるのです」「自分勝手の我儘とは違うのです」
私はロータリーの心、原点にもう一度戻って、私達の職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、青少年奉仕等「すべての活動の機会について」考える時が来ていると思います。

ロータリーの心と本質を理解しよう
ビジョンを掲げて導こう
若い世代によるロータリーへの参加を考えよう、
革新的なクラブのモデルを考えよう、
世界でよいことをしよう、
財団のインパクトを高めよう、
クラブでの役割と財務的役割を理解しよう、
前向きで安全な文化をつくろう、
ロータリーを成長させ、ロータリーを推進しよう、
適応力を身につけて変化を恐れず導こう、
以上のことを念頭に2020~21年度の行動に向けた戦略的計画をしっかり立てて下さい。
今年度のターゲットは「ロータリーの心と本質を理解し、すべての機会をとらえよう」です。

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